SIAS(シアス)とスタンバイの就労移行支援計画

2013.06.02 Sunday

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     「SIAS」について、少しご紹介します。

    スタンバイが就労移行支援事業所に体系移行する前、
    つまり地域活動支援センターであった頃から、
    就職・就労のための個別の支援計画を作成するために
    当初、TTAPを実施していました。

    TTAPは、6つの機能をアセスメントしていきます。

    自立機能、機能的コミュニケーション、対人機能
    レジャースキル、職業スキル、職業行動

    それぞれの領域に12のパラメーターを持ち、
    直接観察、家庭尺度、学校・事業尺度と
    3つの場面観察による尺度を持ちますので
    全部で216項目にもなります。

    しかし、その評価は、合格・芽生え・不合格の3段階。
    また、どの項目も216分の1にしかなりません。

    もともとTTAPは、アメリカ文化の中で自閉症理解に
    優れた理念を持つ『TEACCH』の中から生まれてきた
    アセスメントの成人期のバージョンです。
    また、対象者が自閉症者に限定されているということではなく
    軽い知的障害を持つ人たちまで使用できます。

    さて、ここは日本です。
    しかも、一般企業への就職を目指す
    アスペルガーの人たちに合わせての尺度です。

    一つ一つの項目を観ていったとき、
    ある項目は、就職するためには「不合格」レベルでは
    他の何が合格だって就職は厳しい…。という意見が
    企業経験を有する職員から出され、216分の1の
    等分の評価では、「一般企業就職」のためのアセスメント
    としては有機的ではないことが理解できました。

    そこで、6つの軸の就労可能なレベルを定め、
    これを「見える化」(レーダーチャート)することで
    より一層、一人一人の持っている課題(改善すべき箇所)を
    見て分かりやすいものへと作りだしていきました。

    この他にも、十字チャート分析で「強み・弱み」を作成しています。
    出席率(毎日通所できているかどうか)も棒グラフで表示しています。

    「障害は治らない」と思います。
    でも、未経験でできないのか、本当に障害があってできないのかが
    マゼコゼになっているのが事実です。

    また、やればできる、できた、という体験を通じて
    本人の中に「欲」が生まれます。

    人は、どんな人でも努力をしながら生きていると思います。
    努力ができないのではなくて、努力する方法がわからなくて
    できなかった人たちも多いはずです。

    社会に参加する方法はたくさんあります。
    就職だけが全てではありません。
    しかし、就職をする選択をするのであれば、
    それは、確実に現段階の自分と向き合い、
    改善できる部分は改善していくことが求められると思います。

    私たちのSIASです。
    この評価項目も、まだまだ精査が必要です。
    よりよい評価視点を持ち、彼らとともに努力していきます。

    C.kakuda

    セミナーのご案内

    2013.06.01 Saturday

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       NPO法人 にいがた・オーティズム主催のセミナーを2つ、ご案内致します。


      1.発達障害のある人たちの就職
         SIAS(シアス、スタンバイ・インディビデュアル・アセスメント・システム)
         スタンバイ評価方式の具体的取り組み


      【講師】丸山 高志
         (ワーキングサポートセンター「スタンバイ」プロジェクトマネージャー
          NPO法人にいがた・オーティズム 理事)


      【とき】平成25年7月13日(土)
      【時間】13:15〜15:40 受付13:00〜
      【会場】新潟市総合福祉会館 大集会室
      【定員】100名
      【対象】福祉施設等職員、教師、介助員、保護者、
          発達障害のある方々の就労支援について学びたい方はどなたでも。
      【参加費】3,000円  正会員無料 (当日会場にていただきます。)


      【申し込み】
          FAXもしくはメールにて必要事項をご記入のうえ、お申込み下さい。
          ・「発達障害のある人たちの就職 申し込み」
          ・住所
          ・氏名
          ・電話番号(自宅もしくは職場)
          ・日中連絡先(セミナー参加連絡のため)
          ・所属(福祉 教育 労働 行政 保護者 その他)

      チラシもご覧になって、お申込み下さい。


      2.自閉症スペクトラム基礎セミナー

      【講師】東條 惠 氏
         (新潟県はまぐみ小児療育センター 所長)


      【とき】平成25年8月3日(土)
      【時間】13:15〜15:30 受付13:00〜
      【会場】新潟市総合福祉会館 大集会室
      【定員】100名
      【対象】保健師、保育士、教師、介助員、福祉施設等職員、保護者、
          自閉症(ASD)について学びたい方はどなたでも。
      【参加費】1,000円  正会員無料  (当日会場にていただきます。)


      【申し込み】
          FAXもしくはメールにて必要事項をご記入のうえ、お申込み下さい。
          ・「自閉症スペクトラム基礎セミナー 申し込み」
          ・住所
          ・氏名
          ・電話番号(自宅もしくは職場)
          ・日中連絡先(セミナー参加連絡のため)
          ・所属(保健師 保育士 教師 介助員 福祉施設等職員 保護者 その他)

      チラシもご覧になって、お申込み下さい。


      NPO法人にいがた・オーティズム事務局
      〒950-0922 新潟県新潟市中央区山二ツ3-11-12
      TEL 025-250-7365 FAX 025-250-7360
      メール office@niigata-autism.jp

      合同実践セミナー

      2013.02.27 Wednesday

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        去る今月の22日、新潟ユニゾンプラザで開催された
        『平成24年度 新潟県精神医療・保健・福祉関係者合同実践セミナー』
        にて就労支援の立場からシンポジストとして招致いただき
        スタンバイの取り組みについてご紹介させていただきました。




        午前の部では、京都大学大学院医学研究科の十一元三先生のご講演があり、
        「PDDの下位診断」や二次障害化のパターンなど、
        PDD−NOSの方々を理解するうえで大変有意義な講義内容が展開されました。

        (KAKUDA)

        案内:「働く精神障害者からのメッセージ」

        2013.01.18 Friday

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           厚生労働省委託事業
          『働く精神障害者からのメッセージ』
                 ブロックセミナーin新潟

          新潟における特例子会社の活動の現状と展望

          開催日 平成25年2月9日(土)
          時間  午後1時30分〜午後4時30分
          場所  新潟市総合福祉会館 大会議室
               新潟市中央区八千代1丁目3-1
          プログラム
              1.厚生労働省 行政報告
              2.企画委員会 基調報告
              3.活動報告
                株式会社夢ガーデン    代表取締役 桑原幸夫さん
                アイコール株式会社    生産部部長 吉川尚美さん
                NPO法人にいがた・オーティズム プロジェクトマネージャー
                                   丸山高志さん
              4.質疑応答
               <特別コメンテータ>株式会社大場製作所  代表取締役 大場俊孝さん
               <総合司会> NPO法人にいがた・オーティズム 理事長 角田千里さん
          参加費 無料
          連絡先
              NPO法人にいがた・オーティズム 中島太一 TEL 090-3063-6108
          事務局
              NPO法人にいがた・オーティズム
              TEL 025-250-7365
              FAX 025-250-7360
              メール office@niigata-autism.jp
          申込方法
              申込者名・所属・他参加者氏名・連絡先住所・電話番号
              懇親会への参加・不参加をFAXまたはメールでお知らせください。
          主催
              全国精神障害者就労支援事業所連合会
              NPO法人にいがた・オーティズム


          チラシをご覧になって、お申込み下さい。

          『自閉症基礎セミナー』終わりました

          2012.08.08 Wednesday

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            8月4日開催
              自閉症基礎セミナー2012
               講師:東條 惠氏(はまぐみ小児療育センター所長)

             暑い日が続いていますね。
            セミナー当日も最高気温が34℃という暑さ、そして折しも新潟祭りのさなかでしたが、
            多くの方々が参加してくださいました。

             

             自閉症とはどういう障害なのか、基礎セミナーにふさわしく
            わかりやすく講義していただき、臨床に基づいたお話は大変興味深く、
            日々自閉症と関わっておられる東條先生ならではの内容でした。

             基礎セミナーは、過去数回、早期の気付きと早期支援が大切との観点から、
            主に幼稚園、保育園の先生方を対象として開催されていましたが、
            今回は様々な立場の方を対象としたところ、
            今迄あまり申し込みがなかった福祉施設の職員さんの参加が目立っていました。

            福祉施設と言えども、自閉症の正しい理解と適切な支援は
            まだまだ不十分なのが現状です。

            生涯で一番長い時を過ごすことになる福祉施設で、
            彼らが安定して穏やかに過ごせるように、
            職員の方々に自閉症の理解がもっと広まってほしいと思います。



            今日は東條先生に、この新しいポロシャツを着ていただきました。
            ピンクがとても良くお似合いでした。



            案内:自閉症基礎セミナー

            2012.07.07 Saturday

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              「自閉症基礎セミナー 2012」

              講師:東條 惠 氏
              (新潟県はまぐみ小児療育センター所長)

              とき:平成24年8月4日 土曜日
              時間:13:00 〜 15:30 (受付12:45から)
              会場:新潟市総合福祉会館 大集会室
                (※駐車場の台数に限りがありますので、公共の乗り物をご利用ください。)
              定員:100名
              対象:保護者 教師 学生 療育関係者 施設関係者 どなたでも
              参加費:一般1,000円 会員無料(当日会場にていただきます。)
              お申し込み:FAXもしくはメールにて必要事項をご記入の上、NPO法人にいがた・オーティズム事務局までお申込み下さい。

              【必要事項】
              • 「自閉症基礎セミナー申し込み」
              • 住所
              • 氏名
              • 電話番号(自宅もしくは職場)
              • 日中連絡先(セミナー参加連絡のため)
              • 所属(教師 介助員 保育士 幼稚園教諭 保護者 学生 療育関係者 その他)

              [主催]NPO法人にいがた・オーティズム事務局
              〒950-0922 新潟県新潟市中央区山二ツ3-11-12
              TEL 025-250-7365 FAX 025-250-7360
              メール office@niigata-autism.jp

              チラシはこちらです。

              基礎セミナー・アンケート結果

              2011.09.03 Saturday

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                 7月23日(土)に行われた「自閉症スペクトラム基礎セミナー」でのアンケート結果を、NPO法人にいがた・オーティズムのサイトに追加しました。

                ご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

                基礎セミナーのご案内

                2011.06.03 Friday

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                  23年度の自閉症スペクトラム基礎セミナーを開催いたします。
                  今年もはまぐみの東條先生からご講演いただけることになりました。

                  「自閉症スペクトラム基礎セミナー」
                  〜 みんな同じじゃなくて、いいんだよ。本当だよ。〜

                  講師 東條 惠 氏
                  (新潟県はまぐみ小児療育センター所長)

                  自閉症スペクトラム(ASD)の人たちを支援するうえで理解しておきたい基礎的な事柄をお伝えする入門的なセミナーです。
                  療育、保育、教育、福祉などの支援に携わっている方々やご家族など、どなたでもご参加いただけます。


                  ■日時:平成23年7月23日(土) 午後1時〜4時(受付1時10分より)
                  ■場所:新潟市総合福祉会館 401〜404号室(新潟市八千代1丁目3番1号 新潟駅より徒歩8分)
                  ■定員:100名
                  ■対象:保健師、保育士、教師、介助員、福祉施設等職員、保護者、自閉症(ASD)について学びたい方はどなたでも。
                  ■参加費:1,000円 (会員無料)

                  ■申込:FAXもしくはメールにて、必要事項をご記入の上お申し込みください。
                     【必要事項】
                      1.住所、2.氏名、3.電話番号、4.日中連絡先、
                      5.所属(保育士・幼稚園教諭・保護者など)
                      6.東條先生にお聞きしたいことがありましたらご記入下さい。

                  ■主催:NPO法人にいがた・オーティズム
                      FAX:025-250-7360
                      EMail:office@niigata-autism.jp

                  チラシ(PDF)もご覧ください。

                  自閉症研修講演会2010 アンケート結果

                  2011.02.27 Sunday

                  0
                      1月29日(土)に行われた、新潟自閉症協会主催の

                    自閉症研修講演会2010
                    「自閉症スペクトラムの理解と支援」
                    講師:服巻智子先生

                    のアンケート結果を、NPO法人にいがた・オーティズムのサイトに追加しました。

                    ご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

                    ペアレント・メンター養成研修会

                    2011.02.22 Tuesday

                    0
                       
                      今年度は、新潟県より「ペアレント・メンター養成研修事業」を受託し、受講者11名を迎え、基礎研修会(1月29日)に続き、2月20日(日)に実技研修会を無事に終了することができました。









                      ☆ペアレント・メンターの役割は、
                      発達障がいの子どもを持つ親が、同じ経験をした先輩として、発達障がいの子どもを持つ親の相談に乗ることを通じて、子どもが障がいを持っていることを受け止める「心のプロセス」に寄り添い、子どもと家族にとって前向きに向き合う心理的援助をおこなうことです。


                      「親だからできること」とはいえ、実際にはとても難しい役割です。
                      何が一番難しいかと言えば、『聴くこと』。
                      同じ体験をしているので、気持ちがわかりすぎて共感し過ぎてしまったり、「こうするといいよ」って、自分の体験から得た事柄をついつい、アドバイスしたくなってしまったり・・・。

                      プロのカウンセラーが持つような抑制された感情コントロールも必要。そして、「私はとても・・・」と遠慮される方が、実際にはとても向いていたりもします。

                      (ホット)ハート(クール)マインド
                      温かく寄り添う心と、理性。
                      それには、Pメンター自身が健康じゃなければならないですよね。
                      だから、無理なときは、しないでいいのだそうです。

                      もちろん、Pメンターを支える専門的立場の方々からの支援も必要です。

                      新潟県の中でPメンターがたくさん育って、たくさんの親たちが無理をせず、あたり前にPメンターを担い、親たちから親たちへと寄り添い合いながら支え合えたら、素敵ですね。(KAKUDA)