オーティズムサポーターズシンポジウム

2006.11.23 Thursday

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    シンポジウム講演 I

     去る10月22日(日)ユニゾンプラザにて開催されました『オーティズムサホーターズシンポジウム』の様子をご紹介します。

    ★第1部 基調講演機
    武藤 直子氏 (全国療育相談センター 臨床心理士)
    「一風変わった子どもたちのアレコレ〜自閉症の認知の世界〜」と題された武藤先生の講演は、発達段階とそれに合わせた取り組みが明確になっている太田ステージ(認知発達治療)の説明を中心に、自閉症とは?という基礎から始まって、具体的な対処方法までバラエティに富んだお話でした。

    ★第2部 基調講演供
    日詰 正文氏 (長野県精神保健福祉センター 言語聴覚士)
     第2部の日詰先生のお話は、題名通り、日頃の実践を通じて長野の支援システムを具体的に説明されいて、大変勉強になるものでした。3名でチームを作りロールプレイで支援の方法を学んだり、アスペルガーの青年が「わからないことは、人に聞く」というスキルを身につけていなかったため、仕事で大きなミスをしてしまった事例の紹介など実践に裏打ちされたお話は印象に残るものでした。

    ★第3部 パネルディスカッション
    『オーティズム・サポーターズ・シンポジウム』

    シンポジウムバネルディスカス

    ◎コーディネーター
     本田ゆり子氏(新潟市知的障害児・者相談センター)
    ◎ゲストパネラー
     武藤 直子氏・日詰 正文氏
    ◎パ ネ ラ ー
     稲月まどか氏(黒川病院 児童精神科)
     医療サイドから。長野に比べ、新潟はまだまだ厳しい。子どもたちを診ることのできる専門病院・医師が不足している。ここ15年くらいの間に自閉症スペクトラム・発達障害の概念が拡大・増加したことが背景にある。療育や関係施設の質がバラバラで、地域格差・学校間格差が大きい。集団の中で他との違いが見えてくるが、この時のチェック機能がない。将来を視野に入れた療育・支援を考えていくべき。
     中島秀晴氏(新潟県教育庁義務教育課 障害児教育係)
     義務教育の現場に関わる立場から。幼〜小〜中学校の間の連携が取れていない。ひとつの学校の中であっても、学年・学級が変わるたび、親が一から説明をしなければならない。あとは、個別の指導の必要性。そのためにもネットワークは大切。
    親との連携でいえば、学校のニーズとして診断が必要になった時などは「一緒に(診断に)行きましょう」という姿勢が学校側に必要なのではないか。それを土台に連携ができる。診断=終わりではなく、そこがスタートなのだから。少子化が進み、全体の学校・学級数が減る中、特別支援学校・学級や通級は増えている。時代の流れはいい方向にある。これをプラスにしていければ、と思う。
     坂井賢 氏(新潟東自閉症・知的障害支援センター おれんじぽーと)
     福祉の立場から。社会の理解がないと福祉には予算がつかない。ガイドヘルプをしているがしているが、自閉症児・者が街中へ出ることで「出会い」があり、それが自閉症への理解へつながると思う。街中に100人いたらそのうちの1人は自閉症児・者であるのが当たり前のような社会であってほしいと思う。家族の支える力が弱くなった時、即、施設とならないために自立には多くの支援が必要。それもネットワークで取り組まなくては効果は期待できない。

    お知らせ:オーティズム・サポターズ シンポジウム

    2006.10.11 Wednesday

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       シンポジウムイメージ10月22日(日)に開催される『オーティズム・サポターズ シンポジウム』は、まだ席数に余裕があります。どうぞ、皆様ご参加ください。

       午前第一部講師は、自閉症の認知課題学習で有名な太田ステージの武藤直子先生(臨床心理士)。自閉症のこどもの療育について「発達」の側面からのアプローチをお話いただきます。
       午後第二部講師は、言語聴覚士の日詰正文先生。長野県精神福祉保健センターの先駆的な自閉症(アスペルガー)支援の取り組みについてご紹介いただきます。
       第三部では、講師のお二人を交えて、医療サイドから黒川病院の稲月まどか先生(児童精神科医)を、教育サイドからは新潟県教育庁義務教育課から中島秀晴先生を、そして福祉サイドからは、坂井賢さん(おれんじぽーと)をパネラーに迎えて、本田ゆり子さん(新潟市知的障害児・者相談センター)のコーディネートのもと、「新潟」の自閉症支援について会場の皆様とともにディスカッションいたします。
       これよりお申込みの方は、当日チケットになります。
       詳細は、事務局025−249−7456までご連絡ください。

      自閉症基礎講座 幼・保セミナー

      2006.07.31 Monday

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         昨日、新潟ふれ愛プラザにおいて今年度の幼稚園教諭、保育士を対象とした自閉症基礎セミナーが開催されました。参加者は定員ピッタリの100名。
         画像は質疑応答の場面です。幼保セミナー講師の新田初美先生(吉田病院 こどもの心診療科)から自閉症の幼児期にあるこどもたちへの支援について実に丁寧に、たくさんの質問にお応えいただきました。誰が困っているのか、誰の都合なのか、もう一度よく見直すことが大切であるという視点は、たえず自閉症のあるこどもたちの側に立って物事を考えてみる、想像してみる、という姿勢によって貫かれています。そして、忘れてはならないのは「ユーモア精神」。
         参加された幼稚園や保育園の先生方の目が、キラキラと輝いていました。
         

        幼稚園教諭・保育士向け自閉症基礎セミナーの開催

        2006.07.17 Monday

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           来る7月30日(日)午後1時より、幼稚園教諭・保育士向け自閉症基礎セミナー2006を開催いたします。講師は吉田病院の新田初美先生です。定員100名のところ、残りわずかとなりました。参加希望される方は事務局249-7456までご連絡ください。
           尚、今回のセミナーは幼稚園や保育園の先生を対象としています。保護者やご家族の方向けのセミナーは秋に予定していますので、よろしくお願いします。