謝辞 シンポジウム「ぷれジョブin新潟」

2009.07.19 Sunday

0
    昨日、シンポジウム「ぷれジョブin新潟」が盛況のうちに終演いたしました。
    雨脚の強い中を会場にお越しいただきました皆様へ感謝を込めて、閉会のご挨拶を転記いたします。

    本日は、ご多用の中、足をお運びくださいまして
    「ぷれジョブin新潟」にご参加いただき、ありがとうございました。

    このたびのシンポジウムは、
    総勢50名の運営スタッフ・ボランティアによって支えられ、
    今、閉会の時を迎えることができました。
    遠方よりお越しいただきました西幸代先生をはじめ、
    お力添えをいただきましたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

    にいがた・オーティズムは、設立から4年目を迎えております。
    自閉症親の会 創設世代からの活動を含めますと、
    この会は、36年間の歴史と共にあります。



    私たち親にとって、自閉症のこどもを授かってからの生活は、
    いろいろなことを、あきらめる繰り返しでもありました。
    地域の中で生きていくって、本当に苦しいことばかりです。

    私たち親は、このこどもたちの親になる以前、
    楽に呼吸をしていた時代がありました。
    そんなことはとても当たり前すぎて、考えることもありませんでした。
    そういう当たり前のことが、当たり前ではなくなり、
    知らず知らずのうちに、用心深くなっていって、
    気が付いてみたら、わが子と自分自身を守るために、
    重くて硬い鎧を身にまとっているのでした。

    今回のシンポジウム開催のために 実行委員会が組織されました。
    その席で、私は驚かされました。
    こどもがより良く生きる道筋を、損も得もなく、
    一緒になって真剣に考えようとしてくれている
    そういう大人集団が身近なところにいる、という事実に驚いたのでした。

    「『ぷれジョブ』は、地域を信じることだ」と、
    ぷれジョブを紹介する西先生の文章に書かれてあったのですが、
    地域を信じるということは、他人(ひと)を信じる力なのだと、知りました。
    忘れかけていた大切なものに、再会できた喜びに近い感動でした。
    このときと同じ感動を、今日、この会場にお越しいただいた皆様にも
    感じていただけたのではないかと信じて止みません。

    折角ですから、皆様にも、感じたことをそのまま大切にお持ち帰りいただいて、
    それぞれの地域で、それぞれのお立場で、
    その感動の種を芽吹かせていただきたいと思います。

    きっとすぐに、つぼみを付けると思います。

    親たちには、このつぼみを、早く見つけてほしいと思います。
    頑なだった親の心を、解きほぐしてくれることでしょう。

    それから、花を咲かせるため、お仲間たちと一緒に水を注ぎ続けてください。

    新潟の街中が、ぷれジョブのつぼみや花の香りで満たされて、
    やがて、こどもたちは、たくさんのミカタに包まれる。
    そんな未来を信じたいと思います。

    私たちは、ずっと、君たちのミカタです。

    長い一日を、お付き合いいただきました。
    ありがとうございました。

    NPO法人にいがた・オーティズム 理事長 角田千里
    コメント
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL